豆知識

金属サイディングとは!!これからの外壁材の主流になる理由!

高知県のような多湿で台風の影響も受けやすい地域では、住宅の外壁材の選定が住宅の寿命や雨漏り対策に直結します。特に雨漏りは放置すると構造体の劣化につながり、屋根修理や大規模なリフォームが必要となるケースも。そこで注目されているのが「金属サイディング」です。この記事では、金属サイディングについてその基礎から詳しく解説し、雨漏りや屋根修理の観点から見た高知県での導入メリットを明らかにしていきます。

金属製の外壁材とは?

金属サイディングは、鋼板などの金属材料を使用した外壁材です。高知のような気候条件の厳しい地域でも、高耐久性・軽量性・耐水性の高さから注目されています。一般的にはガルバリウム鋼板が使用され、断熱材と一体になった構造が主流です。従来の外壁材と比べて軽量で建物への負担が少なく、耐震性の向上にも寄与します。近年では断熱性能や遮音性を高めた高機能タイプも登場し、高知県のように寒暖差が激しい地域でも快適な住環境を維持する手助けとなっています。

金属サイディングの構造

金属サイディングは、表面の金属板(例:ガルバリウム鋼板)+芯材(断熱材や発泡ウレタン)で構成されています。この構造により、断熱性・遮音性・防水性を実現。表面材には、耐候性や耐食性を高めるための特殊な塗装や加工が施されており、長期間にわたって美観を保ちます。芯材には高性能な断熱材が採用されており、外気の熱を遮断し室内の温度を安定させます。これにより、エアコンなどのエネルギー使用量が削減され、省エネにも貢献します。高知の雨漏り被害や屋根修理の頻度を抑える可能性があります。

金属サイディングの評価

耐久性に優れ、塗装や補修の頻度が少なくて済むことから、評価は非常に人気が高くなっています。また、デザイン性も向上しており、「おしゃれな金属サイディング」として人気を集めています。特に若い世代を中心に、シンプル&モダンな外観を好む層からの支持が増加しており、住宅の価値向上にも一役買っています。最近では、インクジェット技術により、リアルな木目調や石目調のデザインも可能となり、従来の金属の無機質なイメージを払拭する外観が実現されています。

金属サイディングの種類

  • スパン系サイディング:シャープで縦のラインが印象的。シンプルモダンな建築に最適です。

  • 木目調サイディング:温かみがあり、自然と調和。ナチュラル志向の住宅や店舗にもぴったり。

  • シンプル&モダン:無駄のない直線的なデザインが都会的な印象を与えます。

  • インクジェット印刷タイプ:繊細な柄やカラーも再現可能で、デザインの自由度が非常に高いのが特徴です。

窯業系サイディングと金属サイディングの違い

窯業系はセメントを主成分としており重く、吸水性が高いため、雨漏りの原因になりやすいという欠点があります。一方、金属サイディングは軽量で吸水しにくく、また施工性にも優れ、現場での加工が容易であるため、工期短縮にもつながります。さらに、経年劣化によるひび割れや剥離も少なく、長期間安心して使用できます。

鋼板の種類と性能

  • ガルバリウム鋼板:耐食性と加工性に優れる。現在主流の鋼板で、住宅だけでなく商業施設にも使われています。

  • フッ素鋼板:色あせに強く、長寿命。紫外線に強く、南向きの外壁にも最適。

  • SGL鋼板:従来のガルバニウム鋼板にマグネシウムを添加することで、耐食性を大幅に向上させた鋼板です。

横張りと縦張りの違い

横張りは安定感のある仕上がり、縦張りはスタイリッシュでモダンな印象になります。高知の住宅にも合うデザインが選べるのが魅力です。縦張りにすることで雨水の排水性も向上し、雨漏りの予防にもなります。

同質役物について

同質役物とは、外壁材と同じ素材・柄でつくられるコーナー材などの付属部材のこと。デザインの統一感が高まり、おしゃれな仕上がりになります。特に角の処理や窓まわりの見切りに違和感がなく、見た目にも美しくなります。

外壁通気工法の詳細解説

1. 🔧 基本構成

外壁通気工法は、以下の層から構成されます(室内側→屋外側):

  1. 構造躯体(木造・鉄骨造など)

  2. 断熱材(グラスウール・硬質ウレタンなど)

  3. 透湿防水シート(タイベックなど)

  4. 通気層(空気の流れを確保する約18〜20mmの空間)

  5. 外壁材(サイディング、タイル、左官仕上げなど)

2. 🌬️ 通気層の役割

  • 空気の流れを作る:壁体内の湿気を排出

  • 熱のこもりを防ぐ:特に夏場は外壁の表面温度が60℃以上になることも。通気層で熱を逃がせば室内温度の上昇も緩やかに。

  • 雨水の二次防水:外壁材の隙間から侵入した雨水を、透湿防水シートでせき止め、通気層から排水する。


3. 🧱 通気の仕組みと施工のポイント

【通気の流れ】

  • 通気口(壁の下部)から空気が入り、煙突効果で上昇し、軒裏や屋根下の排気口から排出される。

  • 冬季でも少しずつ空気が流れ、結露のリスクを軽減。

【施工で重要な点】

  • 通気胴縁の連続性:途中で途切れていては空気が流れません。

  • 防虫網の設置:通気口には、虫や小動物の侵入を防ぐネットが必要。

  • 雨仕舞の設計:風雨時に水が吹き込んでも、構造体に触れずに排水できる構造が求められます。


4. 📜 法令と基準

  • 住宅性能表示制度においても「劣化対策等級(等級3)」を取得するには、外壁通気工法が事実上の必須条件。

  • 国土交通省の告示(平成12年建告第1359号)で、壁体内結露対策として通気層を設ける工法が推奨されています。


5. 🧪 比較:直張り工法 vs 通気工法

項目 直張り工法 通気工法
湿気処理 苦手。結露リスク高い 通気層で湿気を逃がす
耐久性 外壁材が劣化しやすい 外壁が長持ちする
初期コスト やや安価 少し割高
メンテ性 壁内に湿気がこもる 定期点検しやすい

金属サイディングの耐用年数

製品や施工品質にもよりますが、一般的に20〜30年。定期的な点検とメンテナンスでさらに長持ちします。高知のように風雨の強い地域でも安心です。再塗装のサイクルも長いため、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れています。

金属サイディングの価格は工事会社次第

施工費用は業者ごとに異なります。ファーストルーフでは、地域密着・適正価格で金属サイディングを提供しています。お見積りは無料です。また、高知県内の気候や立地に応じた最適な材料選びや施工方法の提案も行っていますので、安心してご相談ください。

金属サイディングのデメリットとメリット

デメリットランキングBEST3

  1. 初期費用がやや高め(ただし長期的にはメンテナンスコストが抑えられる)

  2. 錆びのリスク(施工不良や塩害地域では特に注意が必要)

  3. 衝撃に弱い場合がある(厚みが薄い製品を選ぶと 凹みがつきやすい)

メリットランキングBEST3

  1. 耐久性が高く長持ち(雨風に強く、変色や劣化も少ない)

  2. 軽量で建物への負担が少ない(耐震性の向上にも貢献)

  3. デザインの選択肢が豊富(現代のニーズに応える多彩なラインアップ)

金属サイディングの主なメーカー

  • ニチハ株式会社:国内トップクラスのシェアを誇る。

  • アイジー工業株式会社:金属サイディングに特化し、商品バリエーションが豊富。

  • ケイミュー株式会社:機能性とデザインを両立した製品群が人気。

  • 旭トステム外装株式会社:高い機能性を持った外壁材はリフォームの新定番。

金属サイディングを用いたリフォーム事例

高知市の住宅で、雨漏りが頻発していた家に外壁カバー工法を用いて金属サイディングを施工。断熱性が向上し、雨漏りも完全にストップ。施工後は外観もモダンになり、近隣住民からの評価も高まりました。また、屋根工事と同時に施工することでコストも抑えられたとの声も。

外壁カバー工法とは?

既存の外壁の上から新しい外壁材(金属サイディング)を施工する工法。解体工事が不要で、工期短縮・コストダウンが可能。建物の防水性能も向上し、特に高知県のような多雨地域では雨漏りのリスクを大幅に減らせるのが大きなメリットです。

施工も通気工法で施工することで空気の流れを作ることができ、雨仕舞や断熱効果を発揮できます。

高知での雨漏り対策や屋根・外壁修理をご検討中の方は、金属サイディングによるリフォームも選択肢の一つとしてご検討ください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
高知で屋根修理・外壁リフォームを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
 
 
高知県高知市高須新町2丁目1-38 松栄ビル1階
屋根修理・雨漏り・外壁塗装専門店
ファーストルーフby四國スレート

この記事の監修者

四國スレート株式会社 代表取締役 岡林司

岡林 司
四國スレート株式会社 代表取締役
業歴55年

昭和44年に創業し、高知県で50年以上、屋根・外壁工事を手掛けてきた四國スレートの3代目を務める。
先代から受け継いだ確かな技術や経験。さらに時代の変化を捉え、常に最新の技術と知識を導入し、お客様の多様なニーズにお応えしながら屋根・外壁工事に勤しんできた。
現在では「すべてはお客様のために」という使命を持ちながら、皆様の住まいに関するお悩みを解決し、より良い外壁・屋根工事をサポートするためのブログを配信している。