こんにちは、高知の屋根修理・防水工事業者「ファーストルーフ」です! 今回は、高知の気候に強い防水床の正しいお手入れ方法と、絶対に避けたいNG掃除法について、より詳しく解説いたします。
高知の住宅事情に合った屋根修理・防水知識を取り入れて、建物の寿命を延ばしましょう!
高知でベランダの防水メンテナンスが重要な理由
高知の気候は防水層に厳しい
高知県は日本の中でも特に降水量が多い地域として知られており、年間を通じて雨が降る日が非常に多いのが特徴です。高知市をはじめとする沿岸部では、湿度が高く、気温も全国平均より高い日が続くことが多くなっています。これに加えて、毎年夏から秋にかけて発生する台風が高知を直撃する可能性も高く、そのたびに屋根やベランダなどの外部構造物に大きな負荷がかかっています。
このような気候の中では、住宅の防水対策が非常に重要です。特にベランダや屋上など、水平面で水が溜まりやすい部分は、雨水が長時間滞留することで劣化のスピードが加速します。強い日差しが続く夏には防水層の乾燥・ひび割れが進行し、湿気が多い梅雨や秋雨の季節には内部に水分が染み込むリスクが高まります。
また、強風によって飛来物がベランダや屋根に当たることもあり、防水層が物理的に損傷するケースも少なくありません。高知の自然環境は、防水材の寿命を縮める複数の要因が同時に作用する、非常に過酷な条件と言えます。
ベランダの表面に施されている防水処理は、強い日差し、豪雨、湿気、風によって年々劣化していきます。特に高知では、梅雨時期から秋の台風シーズンまで降雨が集中するため、全国的にも防水対策の重要性が高い地域です。
定期的な掃除が防水性能を守るカギ
防水層は紫外線や雨水にさらされることで徐々に劣化します。特に高知のような高温多湿、そして降雨の多い地域では、防水層が絶えず環境ストレスにさらされているため、その劣化スピードも他地域に比べて早い傾向にあります。
そのため、表面の汚れや落ち葉、泥、粉塵などを定期的に取り除く掃除は、単なる美観の維持にとどまらず、防水層の寿命を延ばす非常に重要なメンテナンス作業です。堆積したゴミや汚れは湿気を保持しやすく、カビや苔の温床にもなります。これらが防水層の微細なひび割れに浸透すると、防水機能の低下が加速します。
また、防水層の表面に汚れが残っていると、劣化の兆候(膨れ・剥がれ・色あせ・クラックなど)を見逃してしまいがちです。掃除を定期的に行うことで、こうした異常の早期発見にもつながり、補修コストを最小限に抑えることができます。
加えて、防水層のメンテナンスを怠ると、水分が構造体に浸透し、木材の腐食や鉄部のサビ、断熱材の劣化、カビの繁殖といった問題に波及します。これにより、室内の快適性や健康環境、さらには建物そのものの価値までもが損なわれる恐れがあります。
つまり、定期的な掃除は単なる清掃作業ではなく、住まいの寿命と安全性を守るための第一歩なのです。
正しいベランダ防水床の掃除方法(高知対応版)
◼ 【STEP1】枯葉やゴミを取り除く
高知では風が強い日も多く、周辺から飛んできた枯れ葉や砂埃がベランダに溜まりやすいです。こうしたゴミは、排水口を詰まらせる原因となり、雨水の滞留から防水層にダメージを与えます。
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道具:ほうきとちりとり
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頻度:週1回程度が理想
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雨の後や台風の後は特に重点的にチェック
砂埃や花粉、黄砂なども高知では頻繁に飛散します。これらが溜まると防水層に湿気を含ませやすくなり、劣化を早めます。排水溝にたまった落ち葉が分解し、ヌメリや悪臭の原因にもなるため、こまめな清掃が非常に重要です。
◼ 【STEP2】排水溝の詰まりを取り除く
排水溝が詰まると、雨水が流れずにベランダにたまり、水が逆流して屋内に浸水するリスクも。
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手袋を使って手作業で清掃
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排水口カバーの裏まで確認
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高知の梅雨・台風前は必ずチェック!
加えて、排水溝の周囲はコケが生えやすく、滑りやすくなるため注意が必要です。滑って転倒すると事故にもつながりますので、安全面からも掃除は大切です。市販の排水口ネットやメッシュフィルターを活用すると、詰まり予防にも効果的です。
◼ 【STEP3】スポンジと水で優しく洗浄
泥汚れや黒ずみが目立ってきたら、柔らかいスポンジや雑巾で水洗いしましょう。ゴシゴシこすらず、あくまで防水層を傷つけないよう優しく洗うのがポイントです。
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洗剤は中性タイプを薄めて使用(※必要な場合のみ)
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ブラシは毛先が柔らかいものを使用
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洗った後は水をしっかり排水
特に夏場の直射日光下では洗剤が乾燥して跡になりやすいため、曇りの日や夕方に行うのがおすすめです。また、掃除の後に表面をよく乾かすことも、防水層の劣化を防ぐポイントです。
絶対に避けたいNG掃除方法とは?
❌ 高圧洗浄機の使用
高圧洗浄は汚れが落ちて気持ちいいのですが、防水層の表面を削ってしまう危険性があります。一度剥がれた防水層は雨水が侵入しやすくなり、修理が必要になるケースも。
使用するなら、業者に依頼して防水材に適した水圧と方法で行ってもらいましょう。誤った使い方でクラック(ひび割れ)を生じることもあり、防水保証が無効になる可能性もあります。
❌ 硬いブラシ・タワシでのこすり洗い
金属製のたわしや硬いブラシを使うと、表面が傷つき、劣化が進行します。 高知のように湿気が多い地域では、こうした小さな傷から水分が浸入するリスクが高まります。
細かい傷は目に見えにくくても、水分を含むと徐々に劣化が進み、防水効果が急激に低下します。結果として、雨漏りや下地の腐食を引き起こすため、素材にやさしい掃除道具を選びましょう。
❌ 酸性・アルカリ性の強い洗剤
防水材の多くは中性成分に対して安定していますが、強い洗剤を使うと化学反応で劣化することがあります。必ず、ラベルに”中性”と書かれた洗剤を使用しましょう。
万が一、強い洗剤を使ってしまった場合は、すぐに大量の水で洗い流し、必要に応じて防水材の再塗布を検討しましょう。特にFRP防水の場合は、表面の樹脂層が化学物質に弱いため注意が必要です。
高知で見逃せない!防水修理のサイン
ベランダやで以下のような症状が見られた場合は、防水工事が必要なサインです
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ベランダ床にひび割れがある
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雨上がりに水たまりができる
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コケやカビが発生している
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天井や壁に雨染みがある
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防水層が膨らんでいる、剥がれている
これらはすべて、高知の気候によって防水性能が低下した兆候です。放置せず、早めに点検を受けましょう。
雨漏りが発生すると、見た目の問題だけでなく構造体や内装、電気配線にも影響が及ぶ可能性があり、修理費用が高額になることもあります。築年数が10年を超えているベランダは、特に注意が必要です。
防水層の寿命とメンテナンスの目安
一般的に、ベランダの防水層の寿命は10年前後といわれています。 しかし、これはあくまで目安であり、高知のような過酷な環境では劣化が早まる可能性があります。
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定期点検:3年に1回程度がおすすめ
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補修目安:ひび割れ・膨れが確認された時点
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全面改修目安:築10〜15年経過している場合
また、防水材にも種類があり、ウレタン防水、FRP防水、シート防水などがあります。それぞれの特性に応じて点検と修理内容を変える必要があります。専門業者に依頼することで、最適な判断ができます。
高知の防水・屋根修理はファーストルーフへ!
ファーストルーフは高知県を中心に、ベランダの防水工事や屋根修理を専門に行っております。雨漏りの調査から防水塗装、屋根の葺き替えまで、地域密着で迅速・丁寧な対応を心がけております。
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高知の気候を熟知した職人が対応
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雨漏り・防水に関する無料点検も可能
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火災保険を使った修理のご相談も受付中
防水診断や屋根点検、費用の見積もりも無料です。高知で「ちょっと気になる」があれば、すぐにご相談ください。施工例も多数掲載しています。
まとめ:高知の住まいを守るために
高知での生活は自然が豊かで魅力的ですが、雨・風・湿気との上手な付き合いが住まいを長持ちさせる鍵です。ベランダの防水床を定期的に掃除し、正しいメンテナンスを心がけることで、余計な修理のリスクを減らすことができます。
「この掃除方法で大丈夫?」「防水層が劣化してるかも…?」と感じたら、ぜひファーストルーフにお気軽にご相談ください!
最後までご覧いただきありがとうございます。
高知で屋根修理・雨漏り・外壁塗装などのリフォームを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
高知県高知市高須新町2丁目1-38 松栄ビル1階
屋根修理・雨漏り・外壁塗装専門店
ファーストルーフby四國スレート
この記事の監修者

岡林 司
四國スレート株式会社 代表取締役
業歴55年
昭和44年に創業し、高知県で50年以上、屋根・外壁工事を手掛けてきた四國スレートの3代目を務める。
先代から受け継いだ確かな技術や経験。さらに時代の変化を捉え、常に最新の技術と知識を導入し、お客様の多様なニーズにお応えしながら屋根・外壁工事に勤しんできた。
現在では「すべてはお客様のために」という使命を持ちながら、皆様の住まいに関するお悩みを解決し、より良い外壁・屋根工事をサポートするためのブログを配信している。